和田メソッド - 数多くの合格実績が物語る、医学部受験の最高権威のメソッド
和田メソッドの科目別指導方針


英語は“慣れ”がモノを言う教科である。たとえば、1年間のアメリカ留学で、相手の英語が耳から理解できるようになり、たどたどしくとも英語が自然に口に出てくるようになるのは、“英語漬け”の環境からくる“慣れ”によるところが多い。
基本的には“英語慣れ”をつくることが、和田式のカリキュラムの柱である。
ただし、これまで英語の勉強がうまくいっていない人は、根強い“長文アレルギー”を持っていることもある。
そういう人には、簡単な文法と単語を短期間でゴリゴリ暗記させたあと、やさしめの長文を大量に読み込むトレーニングを設定する。
英語を最大の苦手科目とする
受験生にとっては、ここが大きな山場となるだろう。


志望校レベルの長文がある程度のスピードで読めるようになると、そのあとはかなり早い。
この時点で本格的な志望校対策に移っていくが、以後、英作文や文法、和訳テクニックなど個別の傾向に合わせた本格的な“赤本型”の
受験勉強になっていく。
また、英語の仕上がり状態がいい人には、早めの時期から本格的な志望校対策に移り、重点を理科や社会などの科目に移していくことになるだろう。
基本的な目標としては、夏ごろまでに少なくとも志望校の合格目標ラインの「1〜2割マイナス」の状態に持っていく。
このレベルまで達していれば、あとはこれまでの復習を中心に、短い時間で“枝葉部分”(たとえば文法やアクセントなど)を埋めるメンテナンスで合格ラインをクリアーできるはずだ。


「解けるまで自力で考え、思考力を養う」という発想による勉強法は、センスに優れた人にとっては有効かもしれない。
しかし、このやり方では成果が現れず、かえって数学アレルギーに陥ってしまう
受験生が多いという現実に、もっと目を向けるべきであろう。
「和田式」の提唱する「暗記数学」とは、入試問題を解くために必要な解法パターンを短期間で暗記していくやり方である。
さらにそのあとは、覚えた解法パターンを引き出し(アウト・プット)、組み合わせて問題を解く力(これを和田式では「試行力」と名づけている)をつけていく。
「暗記数学」は、基本的に数学のセンスや才能に自信のない人のための方法論であり、これで満点を狙うという発想はもともとない。
数学の試験では、たとえば6題のうち1題か2題出るといった難問を捨て、基本から標準までを確実に得点すれば、合格最低点に達することは可能だ。
「和田式」でも、よほど数学が得意な人を除いて、英語と同じく“合格ライン”を確保することを目標に置く。
具体的な目標は、実力や志望校によっても変わるが、順調に進んだ場合は、夏までに数1から数Cまでの全6科目の復習と解法暗記を終了させ、秋からは「試行力」の養成に重点を移して志望校対策を徹底させる。


一般に
受験生に多い失敗は、早いうちから理科や社会に手をつけて、肝心の英語や数学の仕上がりが遅れてしまうことである。
「和田式」では、おもに前半戦は英語と数学を仕上げることに専念し、ある程度余裕が出てきたら、理科や社会へと重点を移していく。
もっとも、時間的にかなり厳しい人には、英語・数学などと並行して最初から理科や社会の課題を詰め込むこともある。
気をつけたいのは、「あれも不安これも不安」となって、結局、どの教科も中途半端に終わってしまうことである。
英語や数学である程度のレベルを確保できなければ
受験の“土俵”には上がれないという気持ちで取り組むことが肝要である。
無論、英語や数学の仕上がり状況によっては、理科や社会に積極的に手を付けていく戦術も考えられる。
担任講師とのやり取りを通じて、科目間のバランスを適正に保つことが大事になる。


「和田式」の国語戦略では、センスに関係なく、時間をかければだれでも得点力を伸ばせる古文・漢文を中心に固めることを最優先課題とする。
現代文の実力、志望校の配点、さらには英語の仕上がり具合などを見ながら、担任が柔軟に計画を立てていくことになる。
たとえば、当面は英語に専念する必要がある人には、はじめのうち国語の課題を課さないこともあるだろう。
また、現代文や古文・漢文についても独自のカリキュラム分析を行い、効率よく得点力を上げるためのノウハウが、カリキュラムに盛り込まれている。