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医学部英語は「基礎・基本を極める以外に道はなし」

●VOL.14メディカルラボ東京お茶の水校 英語講師 西剛平

[2015/01/28]


プロフィール

大学在学中から塾講師や家庭教師を経験し、卒業後に埼玉県の塾に正社員として就職。2010年に予備校講師に転身。現在、メディカルラボの他にも大手予備校をはじめ3つの予備校で教鞭をとっている。著書に『G-MARCHの英語 攻略の英文法150』(開拓社)があり、現在も執筆方面の活動も精力的に行っている。


医学部受験の英語では医療系の専門的な単語や、自然科学を話題とした長文が頻出する。
他の学部とは違った勉強法が必要と思えるが、実際のところはどうなのだろうか? 

 

医学部受験英語でも重要なのは、基礎・基本の英語力

医学部受験の英語に関しては「基礎・基本を極める以外に道はなし」です。夏ぐらいから医学部の長文を読んでいただくというのはあるんですけど。それにプラスアルファは最後の2ヶ月くらいで行います。基本的にはきちんとした英語力を身につけるというところに力を注いでいただければと思います。

私立医学部については、学校によってかなり出題傾向が違ってきます。志望大学や受験大学の過去問を解くことは大切です。例えば獨協医科大学は、最初の大問1がとても長い長文が出題されていて、そこから解き始める生徒さんはいないと思うんですよ。もちろん、何も知らなければ始めから解き始めてしまうでしょうが、後ろの文法問題からやるという鉄則があります。そのくらいのルールは基本的にはあると思いますが、どこの大学にも対応できる英語力をつけることが一番大事です。例えば、英検1級をとっている人は、どんな英語の問題が出てきても、たぶん合格点は取れるでしょう。そういった英語力をつけることが、実は一番大事です。傾向対策というのは、最終的な段階で1ヶ月あればできることです。仮に傾向と対策だけずっとやっていると、それが変わったときに全く対応できなくなってしまうんですね。だから、基礎・基本の英語力をつけるということが最も大切なんです。

その、基礎・基本の英語力をつけるための方法には段階があるんですが、最初に「単語と文法」ですね。受験に必要な単語を完璧に仕上げること。それと、英文法がわからないと長文は読めませんので、英文法をやること。長文対策に関しては音読ですね。その3つをひたすらやっていただければ英語力はつきます。

英文法に関しては皆さん丸暗記だと思っていると思うのですが、実は紐解いていくと暗記せずに覚えることができる。熟語なんかもそうです。英文法に関しては理屈から解ける問題がけっこうあります。しかし、市販されている参考書などにそのことが書かれているものはなかなかありません。なので、そこはメディカルラボの授業でカバーしていきます。その上で、市販されている問題集を使って、できるだけ問題をこなすという作業をしていきます。問題集に関しては、その生徒さんのレベルに合わせたものを提案させていただいています。
 

単語は兵力、それに力をつけて、訓練をする

僕がよく生徒に言うたとえ話があるんですが、英語で戦うときに、自分が戦国の武将になったと思うんです。これ、合ってるかどうかはわからないんですけど。兵力ってありますよね? うちには五千いる、一万いるっていう。その、五千とか一万とかというのが、自分の持っている単語力だと思うんです。例えば100しかなかったら、どんなに一人の兵士が強くたって勝てないと。例えば、単語を一万持っていたら、その一万の使い方がどうであろうと結構戦えてしまう。だから、単語を覚えることがまず大事なんだ、と。

そして、その兵士の一人ひとりの能力が文法力だと思うんです。精読力とかそういうことですよね。だから、その精読力をつけることが兵士たちの力をつけることなんです。さらにその兵士たち全員の訓練をすることが、「音読」なんです。

単語力を上げて兵力を上げ、一人ひとりに文法力をつけて、全体の訓練をする。そうすると、強い部隊ができる、というイメージですね。これが僕の「英語力」のイメージです。「単語は暗記」とかというのではなくて、実は全部つながっているんです。
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