

医学部受験における生物は難解といわれているにもかかわらず、近年、生物を受験科目として選択する受験生が増えています。その理由として、医学部入学後、受験勉強で学習した内容が役に立つことが挙げられます。医学部入試で多く出題される分野は、「反応と調節」。中でも「神経系と筋肉」「ホルモンと調節」「免疫」「恒常性の維持」「腎臓の構造と機能」の5分野で、医学部であるだけに、人体の構造や人の病気と絡めやすい分野からの出題が多いといえます。中には、最新の医学・生物学の研究や成果を題材とした問題もあり、これが「一般学部の出題問題とは異なり、難解で対策が難しい」といわれる所以です。
「生殖と発生」「遺伝・分子遺伝」「代謝」分野も多く出題されていましたが、近年では「分類・進化・集団遺伝」なども出題が増加しています。内容は、「生物用語の基礎」を問う問題が多く、次いで「現象・用語の説明」「実験の考察」「遺伝・計算問題」も多く出題されています。さらに、各大学で個性があるのも生物の特徴です。これらの現状を踏まえて、「全範囲の丁寧な学習」「反応と調節分野の深い学習」「志望校の出題傾向分析と研究」「最新医学・生物の研究や成果で話題になったテーマのチェック」「近年頻出している問題や新規性の高い問題のチェック」「実践形式の演習」の6つのポイントが受験対策として挙げられます。
医学部を目指す受験生にとって生物は無視できない科目です。苦手な人はもちろん、メディカルラボで初めて学ぶという人も珍しくありません。
私のこれまでの経験からいうと、苦手でも初めてでもできないままで終わる人はいません。
まず、私の授業では、難しい言葉は使いません。徹底して中学生でもわかる言葉を使い、「難しい」「苦手」といった先入観を払拭します。そして、簡単な言葉を理解している程度でも解ける入試問題にチャレンジします。「やればできる」という実感を持つことで学ぶ意欲を刺激します。
次第にレベルを上げて行き、用語も専門用語を増やして行くことで、気がついたら目標の偏差値に到達しているのです。生物は、50%は暗記、残りの50%は読解力で乗り越えられる教科。やれば必ず伸びます。
例えば、ある受験生の生物の偏差値が70あったとしましょう。でも、その70の偏差値の内容を考えたことがありますか?
簡単な問題を繰り返し解いてもらうと、用語を正しく暗記していなかったり、曖昧に理解していたりすることがわかります。さらに、「自分は生物ができる」という自負心もあり、思い込みで問題を解こうとすることも多く、壁にぶつかったときなど軌道修正が難しいこともあります。
現時点で生物が得意な人も、受験当日までに正しく用語を理解して暗記し、理論も正しく覚えて使いこなせるように応用力を付けるなど、やらなければならないことはたくさんあります。
生徒の出来ているところや出来ていないところを正確に把握し、確実に進んでいける理想的な学習環境である1対1の授業で一緒に頑張りましょう。