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メディカルラボ通信

2022年4月号『医学部を目指すための学習アドバイス~数学編~』

2022.4.23 Updated
 
 新年度を迎え,受験生の皆さんは気持ちを新たに志望校目指して勉強に勤しんでいることかと思います。現役生の皆さんも,学年が1つ上がり,新しい環境や友人とともに学校生活を満喫できているのではないでしょうか。
 さて,今回はメディカルラボの数学講師の松岡和哉先生に,22年度入試の傾向を分析していただくとともに,医学部を目指す上で必要な数学学習のポイントについてアドバイスをいただきました。

大学入学共通テストの分析

 2022年度の大学入学共通テスト(以下,共通テスト)を振り返ってみます。
 数学①(数学Ⅰ・A)では,第1問[2]と第2問[1]で会話文形式の設問が出題されました。第1問[2]は,「地図の縮尺を考慮して,正しい角度を三角比の表から読み取る」といった日常生活を題材にした設問でした。第2問[1]の「2次関数のグラフの移動の様子」を選択させる設問は新しかったと言えます。前身の大学入試センター試験を含めて平均点が過去最低で,大幅に難化したと言われていますが,対称式,共通解,完全順列といった有名テーマが出題されていたため,医学部受験生はそこまで苦戦することはなかったのではないでしょうか。
 数学②(数学Ⅱ・B)でも,第1問[1]と第5問で会話文形式の設問が出題され,第1問[2]では「太郎さんの考察」に基づく設問が出題されました。ただ,この会話文と考察は読まなくても解答できる出題となっており,このような事例は昨年度の共通テストでも見られました。特に今年度の共通テストは問題文が大幅に長くなっていたため,試験時間を考慮すると高得点を目指すには,数学力だけでなく「必要でない情報を流して読み進める」力が重要となっています。第1問[1]では接線の方程式を2つの解法で求めていますが,このような「複数の解法を問う問題」は2021年度の浜松医科大学の大問2でも出題されていました。
 また,第4問の数列の問題は,先に出発した歩行者に後から自転車が追いつくといった中学受験で頻出の「旅人算」のような出題でした。中学受験経験者にとっては取り組みやすかったのではないかと思います。

私立医学部は難化傾向が見られた

 私立医学部は,難化した大学が多く見られました。これは,21年度に新型コロナウイルスの影響を考慮して難度を下げたことや,数学Ⅲ範囲からの出題を減少させたことの反動によるものと考えられます。
 2021年度にいくつかの大学で見られたような世相を反映した出題として,近畿大学[前期]の大問2で「感染者とワクチン」を題材にした確率の問題が出題されました。また,共通テストのように日常生活を題材とした問題として,埼玉医科大学[前期]の大問3で「運べる棒の長さの最大」が出題されていました。
 慶應義塾大学の大問Ⅱは10年以上にわたり,〔確率〕が出題されていましたが,2021年度は〔データの分析〕の出題に変更されました。2022年度は確率の出題に戻っていたものの,これまで出題されていた論述・記述形式の出題がなくなり,全て空所補充となりました。私立医学部入試はマークシートや空所補充といった,答のみを解答する形式の大学が多く,癖のある問題を出す大学も少なくないので注意が必要です。
 なお,東北医科薬科大学では,医学部受験ではお馴染みの「cos36°に関する問題」が出題されていました。


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