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メディカルラボには医学部受験のプロがいます!

「医学部合格ガイダンス」2015年度医学部入試分析編 ~夏~

●VOL.18メディカルラボ横浜校校舎長 渡辺裕志

旧帝大の志願者数からわかる受験者の安定志向

こちらは参考までに旧帝大の志願者数というものを出しています。若干、旧帝大の志願者数が減っている傾向にあります。学力が高いと旧帝大に行きたいと思う人が通常は多いのですが、医学部に関しては実はそうではないんです。地元の国立大学の医学部を受験される方が増えています。

旧帝大を卒業して、国家公務員のキャリアになる方や、資格を取ってという方もいますが、一般的な会社員になるという方向ですと安定した生活が保障されるわけではありません。大手企業の方でもそうとも限らなかったりします。

旧帝大出身で大手電機メーカーに就職した友人が何人かいますが、大変厳しい状況だと言います。それでは怖いので、「医師」という資格が取れることもあって、通いやすい地元の大学の医学部に通う方が多いです。
 

国公立大学医学部に行くための学力は?

「国立の医学部に行きたいんですが、どれくらいの学力が必要ですか?」とよく質問されますが、どこの地方の医学部を選択しても東大の理Ⅰ以上の学力が必要だと思っていてください。東大の理Ⅰ、理Ⅱに行くくらいを目指さないと国公立には手が届かないということが言えます。

それがどういうことなのかというと、こちらをご覧ください。センター試験の自己採点結果です。国公立医学部の受験のボーダーラインを、私たちは(得点率)85%と打ちだしています。正直この85%では厳しいと思います。メディカルラボとしては85%という数字を出していますけれども、昨年度にメディカルラボの横浜校から国公立に合格した生徒のうち、一番低かった子が87%でした。センター試験で87%の得点率というのは相当難易度が高いです。「安心」とまでは言えませんが手が届くというのが、得点率90%のラインです。去年横浜校から東京医科歯科大学に合格した生徒のセンターの得点率は92%でした。90%以上でしたら、受験校を選ぶことができると思います。80%台だと、どこに出願するのかということをしっかり考えないといけません。

そして、ここです。2014年と2015年を比べてみると85%から90%を超えるライン、色を付けてあるラインはこれだけ増えていますよということなんですが、例年よりも増えてきています。国公立の医学部を目指そうとしている生徒さんは、本当に90%以上ということを目指して学習していったほうが良いと思います。

今まではこの85%のボーダーラインの人たちが医学部に出願していた傾向にあったのですが、歯学部や薬学部に出願を変更するということが起きています。2016年は新課程になってしまうので、2015年に85%に届かなかった人たちが他の学部に行く傾向が強かったのかなと思っています。
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