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メディカルラボには医学部受験のプロがいます!

生物は「知識を正確に身につけ、それをいかにリンクさせ、使っていくか」

●VOL.13メディカルラボ東京池袋校 生物講師 久保裕一郎

[2015/01/14]


プロフィール

大学院農学研究科修士課程修了、博士課程まで進むが、自分の適性について考え、後輩の育成に能力があったことから講師の道へ進む。かつての小中学生向けの指導、そして医学部専門予備校での高校生、浪人生の指導まで、その経験は幅広い。現在、メディカルラボ名古屋校と東京お茶の水校で指導にあたっている。
 
 
新課程移行で最も変更が大きかった生物。
実際に医学部を受験するうえで、どれくらい影響があるのだろうか?
また、知識の積み重ねの点では差の出にくい医学部受験の生物で
合否の差が出るのはどこなのだろうか?

 
 
生徒のモチベーションをかきたてる生物の授業
 
医学部予備校メディカルラボでは名古屋校と東京お茶の水校の二カ所で講義をしています。ほぼ全員私大専願の生徒を受け持っています。生徒参加型マンツーマンだと…そうしようと思ってもあまりできていない部分もあるんですけれど、なるべく褒めたいなと思っています。授業の中ではそうなるように組み立ててもっていくこともあります。

私はなるべく生徒のモチベーションをかきたてる授業をしたいと思っていまして、「どうにかならないかな」と思ってあれこれ工夫をして教材のような物を作ったりしています。例えばですね「血液」。「動脈血」と「静脈血」って「酸素が多い血液」と「酸素が少ない血液」ですよね。普通、私たちがイメージする血液は静脈血の色です。それは、私たちが怪我をするとき、だいたい静脈が切れているからなんですよね。ドラマなんかで見る血液の色はもっと鮮やかですね。それは動脈がプチンって切れているから。本物ではなくて、もちろん絵具で作ったので、だんだん沈殿してくるんですけど。生徒に見せるときは黙って見せて、あとでネタばらししたりしています。

化石なんかも、実際の化石を見せて触らせたりしています。博物館のミュージアムショップや教材屋さんで購入したりして。触り放題触らせてます。私の携帯ストラップは、DNAの200万~250万倍の2重らせんなんですよ。これも手作りなんですが、DIYのお店で自分で紐を買ってきて編んで作りました。生徒に見せると「すごい! おもしろい!」って言ってくれたりします。
授業で教えて理解させることには限りがあって、その気になって勉強した生徒のほうが圧倒的に力がつく。なので「いかにやる気にさせるか」ということを考えるんです。「おもしろいなぁ」って思ってくれる感覚は大切です。医学部だと、特に生物は今後も使って行くことが多い知識となりますしね。


 
 
私立医学部受験に関しては新課程移行の影響はない
 
2015年は新旧の過程が移行されますが、私立医学部に関してはそれほどの影響はないと考えています。

新課程は教科書もずいぶん変わっていますが、内容的には今までの生物Ⅰ・Ⅱがシャッフルされているような形になっています。抜けている部分もありますね。メンデル遺伝などは、中学校の理科に移ってしまいました。一方で増えたのが、ここのところ大学入試でも多い遺伝子関連で、例えば発生の話題も遺伝的な背景が増えましたし、遺伝子の分子生物学的な話題もずいぶん増えました。しかし、国公立医学部二次試験や私大医学部では、試験のほうが先取りをしていた感があって、今までも新課程の範囲の問題を出題しているところも多いんですね。

しかし、用語がいくつか切り変わっているのは、勉強をしていてやっかいだなと思う点だと思います。旧課程から新課程で表記が切り替わった用語の他に、旧課程の教科書で扱っていなかった新しい用語もたくさんあります。それについては毎回の授業の中で説明しています。生徒たちには、答案としては旧課程の用語で書いてもバツになることはないと言っています。旧課程の用語を使っても、これは表現の問題で、今後も間違いとなることはありません。ただ、問題の中には新課程での用語でしか書いていないことがあるから、それが旧課程で使われていた用語だということに気がつくように、とは言っています。 一覧へ戻る