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メディカルラボ通信

2025年5月号『オープンキャンパス参加のすすめ』

2025.5.30 公開
 
 5月も終盤にさしかかり,もうすぐ梅雨の時期ですね。
 受験生の皆さんは先日受験した模試の結果が返却されてくる頃かと思います。単に判定のみに一喜一憂するのではなく,各科目の弱点を確認して次につなげるようにしましょう。特にしっかり取り組んだのに点数が伸び悩んでいる場合は,今一度学習方法等を見直してみても良いでしょう。
 さて,来たる夏休みには多くの大学でオープンキャンパスが開催されます。今回は「オープンキャンパス参加のすすめ」と題して,その意義や活用法などをご紹介します。

【1】 医学部受験は情報戦-オープンキャンパスの本当の価値とは?

 医学部受験は他学部と比べて,入試問題の難度が高いだけでなく,大学に関する情報の正確さ・深さが問われる「情報戦」でもあります。学力だけで勝負するのではなく,「どの大学が自分に合っているか」「その大学で何を学びたいのか」「どんな医師を目指すのか」といった軸を自ら定め,各大学の特色と照らし合わせながら志望先を選ぶ力が必要です。
 そのために欠かせないのが,オープンキャンパスへの参加です。単なる大学見学ではありません。志望校の雰囲気を五感でつかみ,教育方針や施設,学生の様子を肌で感じる――これは受験における“隠れた合格戦略”といっても過言ではありません。
 実際に,ある受験生は「漠然と名の通った大学を目指していたが,オープンキャンパスで自分が学びたい環境と異なると感じ,志望校を変えた」と語っています。逆に,「模擬講義で教授の熱意に触れ,ここで学びたいという強い確信を得た」と語る声も。こうした実体験は,受験勉強に迷いが生じたときの“心の羅針盤”にもなるのです。

【2】 オープンキャンパスで得られる5つの価値

 オープンキャンパスに参加することで得られるのは,単なるパンフレット以上の「生きた情報」です。次の5つは,医学部を目指す受験生にとって特に重要と言えます。
① 教育方針とカリキュラムの理解
 大学によって教育の特色は大きく異なります。たとえば,A大学は1年次から地域医療実習を行い,B大学は研究志向が強く,学生の海外派遣制度も充実しています。模擬講義に参加すれば,教授陣の教え方や学問への姿勢が伝わってきます。自分がどのような医師を目指し,どのような教育を受けたいのかといった軸と照らし合わせながら,大学の方向性を見極めることができます。
② 実際の施設・環境を確認できる
 キャンパスや附属病院の設備,シミュレーションルーム,解剖実習室など,医学部特有の施設を見学することで,「ここで6年間を過ごしたいか」という実感を持てます。写真や動画では伝わらない「空気感」や「距離感」も重要な要素です。
③ 在学生とのリアルな交流
 受験勉強の体験談や,入学後の生活,部活動,バイト事情,国家試験対策まで,在学生との対話は宝の山です。ときに「勉強が辛いとき,どう乗り越えたか」など,受験勉強の参考になるアドバイスをもらえることもあります。「〇〇大学は面倒見がいい」といった実感は,在学生からしか得られないものです。
④ 志望理由が明確になる
 面接や志望理由書で必要とされるのが,「なぜその大学を志望するのか」という問いへの具体的な答えです。オープンキャンパスの体験を通して,「〇〇教授の講義を受けて,自分もこの分野を学びたいと思った」「△△という学習システムが自分の学び方に合っていると感じた」といった実体験に基づいた志望理由が組み立てられるようになります。
⑤ モチベーションが劇的に上がる
 キャンパスの活気や先輩の姿に触れることで,「自分もここに合格したい」という気持ちが強まります。特に夏以降の厳しい受験勉強の時期には,その思いが強力な原動力になります。

 


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