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メディカルラボには医学部受験のプロがいます!

医学部英語は「基礎・基本を極める以外に道はなし」

●VOL.14メディカルラボ東京お茶の水校 英語講師 西剛平



医学部でセンター試験を使うなら9割の得点は欲しい


英語は書くだけではなくて話す言葉ですから、英語の勉強法で大切なのは音読になってきます。それは常に生徒に伝えていることです。

先日のセンター試験ですが、医学部受験で使用するなら、医学部は受験の最高峰ですから、9割、できれば満点欲しいところです。大問1の発音やアクセントのところは意外ととりこぼしてしまいがち。基本的に発音やアクセント問題に対しては、それだけに時間をかけて勉強することはなかなか難しいと思います。そこで、英語の勉強をするときに発音やアクセントもチェックするというのを普段から心がける必要があると思います。なので、発音・アクセントの対策をするというよりは、普段単語帳を見るときに一緒に行うということが一番だと思いますね。もう本当に英語の勉強をはじめるときから、いつも発音とアクセントに注意して、自分で声に出して覚えていく。発音記号は覚えるものではありません。発音記号は、発音をするための道具です。

医学部受験生の中にも発音記号を読めない生徒さんが多いです。実は、発音記号をマスターすることが英語の勉強の一番最初だったりするんですよ。単語の勉強をするときに皆さんそこをないがしろにしてしまうので、大切にするように伝えています。

また、長文読解の勉強をするとき、復習では毎回音読をするように生徒には指示をするのですが、単語帳には別売りのCDがありますのでそれをもとに音読すること、長文を自分で音読することだけでもセンター試験に対応し得る十分なリスニング力はついてくると思います。「音に慣れる」というよりは、長文の読解力がないと、リスニング力はつきませんので。長文に関してもCDが付いている参考書がありますから、それは活用できるのであればしたほうがいいですね。普段、毎日聞くことが大切です。最低でも1日30分程度の音読をするように生徒には言っています。1年間それを続けていただければ、センター試験のリスニング対策は十分です。
 

医療系の専門的な英単語に対してどう対策するか

次に単語の勉強の仕方ですが、基本的に文字だけではなく音と一緒に覚えることが大事だと思います。僕の生徒には必ずCDを購入するようにしていただいています。単語帳には別売りのCDがありますので、それを購入していただいて、その中に入っている例文を読んでいただく。例文を音読して覚えていくというのは、非常に実用的な覚え方です。もちろん、単語だけ見て読めないときもあると思いますので、そのときはCDで聞いて例文と一緒に音読していただくといいですね。単語、単語ではなく、例文と一緒に覚えてしまう。例えば、1日に20個とか30個とかやった例文を、次の日にCDだけ聞いてみてもいいですし、とにかく「例文を音と一緒に覚える」ということが効率的だと思います。

医学部受験では、大学によっては自然科学系の専門用語的な単語が問題中に出てくることがあります。医療系の単語を必要とする大学もありますが、基本的に他の学部の受験でも使うような必須の英単語を完璧にすることが、実は一番大事です。それがほぼ完ぺきに出来ていれば、医療系の単語を知らなくても解ける問題はけっこうあります。医療系の専門的な単語は、通常の受験英単語が終わってから、そんなに時間をかけなくてもマスターできるかと思います。メディカルラボでは、必須の医療系単語をまとめたものを用意していますので、それを使って覚えていくということをしています。けれど、その他のめったに出て来ない単語のために時間を割くというのは、ちょっと効率が悪いかとおもいます。

医学部を受験する皆さんが苦手意識を持っているところというのは・・・やはり過去問を解き始めたときに「この大学は医学系の専門用語が出てきて苦手だ」とみなさんおっしゃいます。たぶん、最終的に医学部の英語で「苦手だな」と思うのはそこだけなんですよね。基本的な英語力を持っている生徒さんであれば、その部分はいくらでも対策できると思います。赤本に掲載されているものは全部解いていただく感じで「慣れる」という作業です。要は慣れていないだけなんです。
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